箱根の山は天下の険～♪ - 箱根2003

■秋の箱根に紅葉ツーリング

恒例の夏ツーリングが仕事の都合でお流れになってしまった・・・「今年は無しか（悲）」と思いきや、「11月の後半なら休みを合わせられそうだ」となり、「ならば行くべし」と初の秋ツーリングが決定しました。

前回の夏ツーリングから1年3ヶ月ぶり。ツーリングに行くのが？それもそうですが、U山さんに会うこと自体が1年3ヶ月ぶりです。僕が転職してからは、基本的にツーリングに行くときしか会いません。周りからは「なんで？仲いいんじゃないの？」と言われますが、別に他に用ないしいい年したおっさんがいつも一緒にいる方が不気味ではないかと（笑）。たぶん、お互い基本的に自分勝手なので、あまり相手の事は考えてません。ツーリングに行きたいという自分の希望と相手の都合が合うなら、一緒に行きますかというくらい。
ま、会えばブランクは感じずに、「いつも通り」の感じしかしないのですが。

■箱根駅伝と同じルートで走った！

箱根駅伝のスタートと言えば大手町の読売新聞社前です。ということで、読売新聞社前に6時集合にしました。なのに、U山さんが来たのは7時前くらい。1年以上経っても相変わらず成長していませんでした。
気になる天気はというと、前日の天気予報では「降水確率60％」でしたが今朝になったら10％になってました。なんとか箱根までは持ちそうな感じです。

東京駅から1号で横浜方面に向かいます。朝の１号はほどほどの混み具合でしたが、道幅が広いのでガンガン飛ばしてすーいすいです。鶴見～横浜の辺りまでほとんど平らなのがいいですね。20ｋｍくらい走ったところで軽く休憩。2人とも自転車に乗るのが久々なので、ちょっと早めに休憩です。

横浜を抜けて、次は茅ヶ崎を目指して走ります。戸塚のアップダウンが結構つらかった。これが権太坂？いやいや、きついです。これを2本の足で走ってる駅伝選手たちはすごいですね。

途中、軽く道を間違えたりしながらも、10：30くらいに茅ヶ崎に到着しました。まぁまぁのペースかなという感じです。海が見えたときはちょっと感動しました。でも秋の海は寒そうです。。。なのにサーファーたちが虫のようにうじゃうじゃいました（驚）こんな寒い中サーフィンするなんて、みんなすごいですねぇ。海無し県の埼玉出身の僕には信じられません。こちとら橋の上でちょっと休んだだけでブルブル震えてたっていうのに（笑）長居すると冷えるので30分くらいで出発しました。

茅ヶ崎から大磯までは、ほとんど平地で楽勝♪のはずなのに、めちゃめちゃ疲れました・・・ どうやら腹が減っているためらしい。（これがハンガーノックということであることを後で知りました。）
坂の上のガストでU山さんを待つもなかなか現れず、やっと姿を現したのは5分後。久々にへばったU山さんを見ました。すでにケツがやられたらしく、かなりのダメージを負っているようです。本人は必死でしたがこちらは爆笑。佐渡まで行った鋼鉄の尻も今やマシュマロ状態。だめだこりゃって感じですね。
ここで12：30頃でしたので、ガストで昼食にしました。

1時間ほど休憩をしたところで次は小田原へ向かいます。ここも結構平らで走りやすかった気がします（気のせい？）
道に迷うこともなく、本日初の観光名所 小田原城に到着しました。「風情が足りない」「思ったより小さい」などなど、なんだかんだとケチをつけながらも、思う存分記念撮影しました。

小田原城で遊んだ後は、いよいよ箱根に向かいます。が、これがまたきつかった・・・
小田原からここまでほとんど上り。とは言え、距離にしたら10ｋｍもないはずなのにこのしんどさは何だったんだろう。標識を見ながら、まだかまだかと漕ぐこと1時間くらいでしょうか。やっと箱根湯本に到着しました。
本当は箱根の山をクリアして芦ノ湖まで行く予定でしたが、どう考えても今日はムリ！この時ばかりは2人の意見がピタリと一致しました（笑）ということで、今日は箱根湯本泊まりに決定です。

駅前の観光案内所で空き宿を尋ねると、やたらときっぷのいいじいさんが 「おっ、ちょっと待ってな。何？安いとこがいいの？じゃー、ここだなっ。」 「あーあのねぇ、自転車できてる若い衆が2人。えっ、男2人。空いてる？ あっそう、じゃぁ今から行くから。よろしくー。」ってな具合にさくっと決めてくれました。（若くないですがいいですか？）

観光案内所から宿までは自転車で3分くらいでした。一泊素泊まりで1人6000円。OKです。この時期の箱根ならこれでも安い方でしょう。それどころか、中に入ると部屋もきれいで広いし、風呂は5つで露天風呂付き。行き当たりばったり旅には十分過ぎでした。
とりあえずお風呂に入り汗を流すことにしましたが、いつものように僕は風呂で爆睡。あぶない、あぶない。いつか溺死する気がします。

その後夕飯を食べに外に出ましたが、目当ての釜飯屋は終わってる、他のお店は観光地価格で高い・・・ということで外食を断念し、貧乏旅行らしくコンビニ食で済ますことにしました（悲）
それでもビールで乾杯すれば、それは満足ですけどね。

汗を流し、腹も満たしたところで、すでにお眠モード。
天気予報では「明日は夕方から雨」とのこと。「ならば大丈夫でしょう。」とすっかり安心し、明朝7時半起床、8時半出発することに決定しました。
テレビを見ながらゴロゴロしてると気づけば2人とも寝てました。おそらく19：00頃（じーさんかっ！）
でも、朝5時起きで100ｋｍ走ってきたわけなんで、しょうがないです。

■雨の中の激走！！

明けて翌朝。外を見たら雨降ってます・・・
「くもりって言ってたじゃないか～。」と言っても始まりません。がっかりです。「9時まで待ったらやみますかね」とありえない期待をしてみましたが、やぱりありえませんでした（涙）仕方なく現実に帰り、雨の中出発することにしました。

昨日の上りがきつかった分、今日の下りは楽チンです。あっという間に小田原通過、一気に平塚まで行っちゃいました。
グイグイ進んだのはいいにしても、すでにずぶぬれです。秋雨というと風情がありますが、この日の雨はそんなものではありません。激降りです。
ウィンドブレーカーは着てましたが、ウィンドブレーカーはあくまでウィンドウをブレークするものであって、雨はブレークしてくれません。中に着ていたジャージまでびしょびしょになり、ずしりと重い。。。休憩しても寒くてたまりません。

夏場の休憩にはアイスがつきものですが、この季節の休憩は肉まんがグッドです。そのことを発見したU山さんはなかなか見る目があります。しかし、僕が肉まん（88円）を買うと、U山さんはジューシー肉まん（150円）を購入。格の違いらしいです。何もそんなところで張り合わなくても・・・

戸塚での休憩では、あまりの寒さと不快感に耐えられず靴下を履き替えました。といっても余計な換えはない訳で、昨日履いた靴下に履き替える＋昨日着たT シャツを重ね着した訳です。汚いと思うでしょ？でもね、ここまでくるとそれすらどうでもよくなるんです。臭くてもいいんです。乾いていればいいんです。そのくらいの状況なんです。
準備周到なU山さんは、長Tシャツを着替え、グローブを替え、ウィンドブレーカーを替えます。時間は守らないくせに、こんなところはしっかりしていやがります。ちっ。でも足から泡が出てました。気持ち悪い。バカうけ。

雨のせいで写真はあまり撮れませんでしたが、小ネタは満載。
休憩明けお約束の「（ケツが）いてぇ～」絶叫、意味不明の「ラッパーで良かった」発言、ありえない角度の歩道橋などなど。おもろかったです。
そんなこんなで環八－新青梅街道交差点で分かれ、お互い帰路についたのでした。

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今までにない悪天候でしたが、妙な前向き発言のU山さん風に言えば 「1泊2日と短いながらも、最悪の天気が逆に忘れられない旅にしてくれた」と言えるでしょう。できれば降ってないほうがいいけど、これで免疫もできたということで雨でもイケますね。やだけど。
気づけば箱根の写真ないですね。まぁいいか。
ということで、箱根旅でした。（ 来年は夏に行けるか？）