本州横断！東京～佐渡島300km [ 3日目 ]

■トンネル地獄でマグナにドボン　

片道だけ自転車と決まったことで、元気100倍。今日は新潟まで行っちゃう勢いでスタートです！
ちなみにこの日は見せられるような写真を取れませんでした。先を急いでいたと言うこともありますが、残念です（涙）

今回の旅の最高峰塩尻峠もなんなく超えて、ぐんぐん進みます。
松本で糸魚川街道に出て、一路新潟へ向かいます。ここはゆるーい下りで気持ちよかったなぁ。 田んぼの中の一本道は「自転車に乗ってるなぁ」っていう感触を実感できた。さいこーです。

昨日、おとといの教訓を生かし、昼過ぎの炎天下は長めの休憩タイムに充当しました。
大町に13:00着、セブンイレブンでさくっと昼飯を食べます。ここまで来ると四方は山、山、山。山しかありません！気分はいいけれど、これからその山をまた越えるかと思うと、ちとげんなりです。

だからというわけではないですが、大町から青木湖へ向かう途中はやる気と裏腹にひざが抜けて力が全然入らなかった。いわゆるハンガーノック状態だったのですが、この時は自分では気づきませんでした。青木湖の近くのロープウェイ乗り場の自販機で休憩し、カロリーを摂取します。
急にカロリーを取ってもすぐに効果が出るわけではないので、 この辺からしばらくU山さんとI 田さんに遅れをとることが多くなってしまいました。何とか迷惑をかけないように追いつくことだけを考えて必死にこぐと、気がつけば白馬に到着していました。白馬のコンビニで休憩中に思ったのが、

白馬ってスキーやるところじゃん！
 

ってこと。こんなところまで自転車で来るなんて、我ながらすごいなぁーっと感心しちゃいました（笑）

　そんなこんなでまったりしてると、ポツポツと冷たいものが。なんと、恐れていた雷雨到来です！遠くのほうからピカッ、ゴロゴロとなっているのが聞こえてきました。山の中、しかもスキー場近くのカミナリは大変危険です。
あわててコンビニを出発し、取り急ぎ最寄の道の駅へ避難します。「これは白馬泊まりですかねぇ」なんていってると、15分くらいで晴れ間が見えてきました。結局、無事30分後くらいに出発できました。

「もう半分超えましたね～」なんてのん気なことを言ってたのもつかの間、この後に待ち受けていたのは連続トンネル地獄。

　これ、もうめちゃめちゃ怖い。死ぬ。

この旅に出る前に、S田さん（元リーダー）に「トンネルでトラックにひかれたら誰にも気づかれないぞ」って脅されてたけど、まさにその通り。おどしじゃなかったです。反省。
路肩の端っこを走ったり歩道を走ったり。あまりにも歩道が狭いトンネルは自転車を押して歩いたけど、白い、いや～な毒々しい水溜りがあって気持ち悪かった。おえぇ～。最悪。
真っ暗闇の中を後ろから来る車におびえながら走る。しかもこれが延々続く。 これ、神経やられます。めちゃめちゃ疲れます。足の痛さ、だるさなんて忘れます。だって気を抜いたら死んじゃうもん。
「これで終わりか！？」と思いきやまたトンネル。ぬか喜びすること数度。もはや全員ボロボロ。。。
U山さんいわく

今までで一番真剣にこぎました。　ハァハァ・・・

いやはやそんなトンネル地獄を何km走ったことか。
フォッサマグナ・パーク駐車場で休憩したときにはすでに新潟県。いつの間にか県境を越えていたようです。しかも、辺りはまっ暗闇でした。遠くに見える街の明かりが、希望の光です。

でも今宵の宿は．．．

なんだかんだと言いあう中、やっぱり「とりあえず駅前に向かって行ってみましょうよ」というI 田さんの声で、希望の光に向かって走り出しました。すると、あった、ありました！日帰り温泉「フォッサマグナ温泉　ひすいの湯」(うろ覚え)　とりあえず前へ進むことを示唆してくれたI 田さんありがとう。フォッサマグナありがとう。疲れた体に温泉がしみる。

さいこー。フォッサマグナさいこー。

そしてみんなぐったり。TVを見るでもなく見てるといつの間にか寝てました・・・Zzz

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